離婚するタイミング？離婚した方は、結婚何年目で離婚しているのか。

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　ここでは，離婚事件の解決までの期間ではなく，離婚を実際にされた方が，実際に結婚してから離婚するまでの期間、離婚までの婚姻期間についてみてみたいと思います。

　離婚する際に，まだ結婚して少ししか経っていないから，もう少し様子を見てみようと考えられたことはありませんか。そこで，実際，婚姻期間と離婚について，どのような関係があるのか，統計を元に検討してみます。

同居期間別の離婚件数

　厚生労働省が作成している人口動態統計の中に，離婚に関するデータが記載されています。最新のものが平成２９年度のものとなりますので，そちらを見てみます。

　婚姻期間別の離婚件数についてはデータがなかったため，同じ傾向にあると考えられる同居期間別の離婚件数のデータを見てみます。

同居期間	離婚件数
５年未満	66491
５年以上１０年未満	42333
１０年以上１５年未満	28226
１５年以上２０年未満	22950
２０年以上	38285

　以上のとおり，５年未満で離婚する件数も，相当程度あります。２０年以上が１５年以上２０年未満より増えているのは，２５年を超える期間同居している方を含んでいるからで，２０年以上２５年未満でみると，１５年以上２０年未満より少なくなっているようです。

　実際，私が話を聞いていると，お子様がいるいないに関わらず，もう無理だと思ったタイミングで，離婚を決断する方が多い印象を受けます。

　周りにも，離婚経験のある方が増えており，離婚することに対する心理的なハードルは，一般論としては低く，一緒にいられないと思ったら離婚を考える方が一定数いらっしゃるのではないかと思います。

結論

　結婚してから５年未満で離婚する人もいる，離婚しない人もいる，いろんな方がいらっしゃるので，何が一番かは，弁護士を含む色々な方にご相談して決められるのがいいと思います。

　実際，私にご相談した上で，今離婚するのはやめておきますという結論を出された方もいらっしゃいます。離婚するかどうか決まっていない，離婚を迷っている方も，一度ご相談ください。

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