kindle paperwhiteを購入しました。kindle unlimitedと弁護士の読書。

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 最近、新型のkindle paperwhiteを購入しました。今回は、こちらについての個人的な感想を記事にします。

 業務とは直接関係ない内容となります。

私と電子書籍の出会い

 古くは、大学生のころ、青空文庫(著作権が切れている昔の小説が無料で読める)の存在を知り、パソコンで読んだことが始まりです。

 当時は、いわゆるタブレット端末や今回タイトルにも挙げているkindle端末はなく、パソコンの画面で読んでいました。そのため、あまり便利ではなく、眼の負担も大きかったので、1~2冊程度読んだだけで、やはり本がいいと思い、利用していませんでした。

 厳密にはこのときが電子書籍デビューといえます。

kindle paperwhite(第6世代)の購入

 2014年頃に、kindle paperwhite(第6世代)を購入しました。これが実質的な電子書籍デビューですが、当時の履歴を見ると、漫画が多く、どちらかと言えば漫画中心となっていたと思います。

 やはり小説や新書など、漫画以外の本は、電子書籍よりも実際の本の方がいいという感想でした。

 ちょっとだけ読みたい本や、一度読んだら読みなおすことはないだろうけど興味がある小説などは、本で買うと後に邪魔になるため、敢えて電子書籍で購入していました。

 まとめると、

 電子書籍 漫画や一度読めば十分と思われる小説や新書

 紙の書籍 それ以外

 という割り振りです。

 ただ、やはり電子書籍は邪魔にならず便利で、しかも自宅で気になった本をすぐに購入し、すぐに読めるという手軽さから、徐々に、電子書籍で購入する小説などの割合は増えていきました。

kindle paperwhiteの(当時の)デメリット

  以前購入したkindle paperwhiteは、大量の本を電子機器1台で持ち運べ、整理の必要もなく、邪魔になることもなかったので、小説や新書などを読むときには便利でしたが、いい面ばかりではありませんでした。当時感じていた欠点は、以下の点でした。

 処理速度が遅いこと

 ページをめくるのに、時間がかかります。画面をタップするとページがめくれるのですが、タップして、もっさりとページがめくれるという印象です。紙の本では見開き1頁で読めるものが、kindleの場合には1頁分しか読めないため、単純に考えて、2倍頁をめくる日知鵜養があります。ページをめくる回数が多いため、もっさりはかなりストレスです。

 また、kindleは、購入した本を検索できるようになっていますが、処理速度が遅く、入力にとにかく時間がかかるため、ほとんど使い物になりませんでした。

 読みたい本がkindleになっていないこと

 あの本、読みたいと思っても、kindle化していないということがしばしばあります。その場合、仕方なく紙の書籍を購入します。

 カバーをつけると意外と重いこと

 初めは、kindleに純正のカバーをつけていましたが、合わせると結構重いです。カバーなしだとそこまで重さは感じません。

 ちなみに、kindle本体(第6世代)が約200グラム、カバーの重さが100グラムらしいです。

 文庫本300頁で150グラム程度、ソフトカバーの本が300グラム程度らしいので、kindleにカバーをつけて読むのは、ソフトカバーを読むのと同じくらいの重量感になります。

 両手で読むには気にならないですが、片手で読もうとするには多少重いし、カバーも邪魔です。

 どこかのタイミングで、カバーを外したら、とても快適になり、そのままカバーは捨ててしまいました。

 ライブラリが使いづらい

 処理速度が重いことに加え、ライブラリ機能がとにかく使いづらいです。

 自動で著者ごとにまとめるぐらいしてほしい。漫画は同じシリーズでまとまるのですが、なぜか1冊だけ別になったりすることもあります。

 そのため、整理としては使いづらく、一度読んでその後たくさん本を買うと、深く深くに沈んでいってしまいます。読み終わった本を段ボールに入れて収納していったら、奥の方に入ってしまってなかなか出てこない、という感じです(それでも、検索できるので、kindleの方が救いはあります)。

買い替えた理由

 私が買った世代の次ぐらいで、防水仕様のkindle paperwhiteが発売されました。お風呂でも本が読めることから、ずっとほしかったのですが、でもお風呂でそんな本は読まないよなと思い、買うのは躊躇していました。

 だんだん新しい世代のkindle paperwhiteが発売され、色々調べると、処理速度が徐々に早くなっているようでした。

 それでも、わざわざ買いなおすほどでもないかなと思い、もともと持っていたkindle paperwhiteを使っていました。

 スマホのkindleアプリも便利で、わざわざkindle paperwhiteを別に持ち歩かなくても、電車で多少読む程度ならスマホで十分でした。

 しかし、先日、たまたま新しいkindleの情報を見ていたところ、防水仕様に加え、画面サイズが一回り大きくなった新型が発売されたことを知りました。

 この頃は、小説を中心に読書熱が再燃していたころでしたし、画面サイズが大きくなると読書がはかどるのは明らかと思われましたので、そのまま勢いで購入しました。

新しいkindle paperwhiteの使用感

 まだ購入して1週間程度ですが、メリットを感じることは多いです。

 これまでの機種に比べて処理速度が速く、ページめくりもそこまでストレスには感じません。それに、画面が一回り大きくなり、読みやすくなりました。

 経験を踏まえ、カバーは今回はそもそも買いませんでしたので、片手で持って読んでもそこまで負担は感じません。

 その意味では、買い替えて満足しています。

 最近は、これから説明するkindle unlimited対象となっているものを中心に、小説を主に読んでいます。

kindle unlimited

 kindleを買い替えるのに前後して、kindle unlimitedに加入しました。これは、最近はやりのサブスクリプション、定額読み放題サービスです。

 過去に何度か加入しては、読みたい本が見つからないと解約することを繰り返していましたが、今回たまたま読みたい本があり、加入しました。

 正直、kindle unlimitedは、読める本が限られるため、人を選ぶサービスです。価格帯は定額動画見放題サービスと同程度の月額980円で、読める本は相当限られます。

 あの本読みたいな、と思っても対象外なのは仕方ない部分もありますが、あの作家の本が読みたいと思っても、全て対象外ということが多く、読みたい本が読めるというサービスではないです。

 その上で、私が感じた、現在のunlimitedの特徴をご紹介します。

 日本の最近の純文学作品が好きな方にはお勧めできません。芥川賞受賞作の多くは、kindle unlimitedの対象外です。村上春樹も読めません。

 小説自体、とりあえず手に取って読んでみるというよりも、この作家の本が読みたい、この話題作が読みたい、こういう内容だから読みたいという読み方をされる方が多いと思いますので、あまりunlimitedと相性が良くないのかもしれません。

 海外文学については、光文社古典新訳文庫の一部(多く?)が対象となっており、翻訳をめぐる議論が気にならなければ、同文庫の本を読み切るまでは加入して損はありません。もちろん、ピンポイントでこれが読みたい!と思っても対象外の可能性は高いです。

 いわゆる新書をよく読む方には、結構お勧めです。読みたいと思う本は対象外かもしれませんが、気になるトピックを検索し、kindle unlimitedの対象となっている本を読む、という利用法は、このunlimitedと相性が良くお勧めです。例えば、「ウクライナ 歴史」という形で検索してkindle unlimited対象の本で気になったものを読む、という利用法です。

 ビジネス書は、結構充実している印象です。個人的には、ビジネス書自体が、ジャンルとして玉石混交と思っていますので、たくさんの本にササっと目を通して、気になった本だけ集中して読む、という読み方とunlimitedの定額サービスは非常に相性がいいと思っています。図表が多いビジネス書を読むならipad等のタブレット端末がお勧めです。

 なお、学術書や専門書は、分野によるのかもしれませんが、私が日常的に利用する法律書はkindle unlimitedで読むのは絶望的です。

まとめ

 最近購入したkindle paperwhiteやkindle unlimitedの感想でした。

 またお勧めの本があれば、ご紹介したいと思います。