裁判所職員のコロナ感染のニュースをみて感じたこと

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 先日、コロナ禍での面会交流について記事を作成いたしましたが、その後、最近になって、裁判所の職員がコロナに感染するというニュースをしばしば見かけるようになりました。

裁判所の職員がコロナに感染したニュース

 名古屋地裁で急きょ裁判延期に、裁判官が濃厚接触者の可能性で(中京テレビNEWS) – Yahoo!ニュース

 横浜地裁 裁判官がコロナ感染 20余りの民事裁判の期日変更|NHK 首都圏のニュース

 裁判所の書記官が新型コロナ感染…同僚の書記官ら7人を調査 裁判官や裁判員の接触者はなし | 東海テレビNEWS (tokai-tv.com)

 宇都宮地裁職員が陽性 新型コロナ|社会|下野新聞「SOON」ニュース|新型肺炎-COVID19-|下野新聞 SOON(スーン) (shimotsuke.co.jp)

 インターネットで少し検索しただけでも、上記のニュースが出てきます。また、東京地裁でも書記官がコロナに感染したことが判明し、期日の取り消しがあったようです。

裁判所のコロナ対策について

 きちんと自粛、自衛していても、やむを得ずコロナに感染してしまうことがあることはもちろんです。

 現在のコロナの蔓延状況では、コロナに感染してしまうことは仕方のないことで、そのこと自体を責めることはおかしいと考えています。

 また、担当書記官や担当裁判官のコロナ感染が発覚した場合の対応として、期日変更の処置をすることも当然といえます。

 ただし、裁判所に、コロナ禍での審理であるという意識が希薄であると感じることがしばしばあります。

 東京家裁の調停の待合室は、いつも人が多く、密に近い状況です。

 調停室も、狭い中で場合によっては4人以上が、マスクを着けていますが話をしています。

 以前も記事にしましたが、面会交流についても、遠方であるといったことについての配慮は全く見られません。

 特に、東京には緊急事態宣言が発出されており、特に多人数が集まる場合や遠方への移動を伴う場合には、極めて慎重になるべきといえます。

弁護士としてコロナは非常に気になります。

 裁判官も同じですが、1つの事件を担当しているのは1人の弁護士で、コロナで2週間出勤できないから、代わりの弁護士に対応してもらうということは基本的には難しいことが多いです。

 以前、急病等で対応をお願いしたことは有りますが、ただ出廷するのみで、事実上訴訟活動が1期日できないこととなります。

 これからも、コロナに注意しつつ、仕事をしていきます。