初めての、web会議での裁判の感想です。
この記事を読むのに必要な時間は約 2 分です。
先日、私は、初めて、teamsを利用したテレビ会議システムによる裁判を実施しました。
WEB会議システムによる裁判を実際に行った感想を述べたいと思います。
民事訴訟法の規定
私が今回経験したのは、双方がテレビ会議システムによる裁判です。
根拠法令上は、民事訴訟法175条の書面による準備手続きとなります。
私のケースでは初回期日からテレビ会議システムによる裁判となりました。通常の裁判では、初回口頭弁論期日で訴状を陳述し、答弁書を(擬制)陳述する流れとなりますが、書面による準備手続きのため、陳述はしませんでした。
teamsの利用
裁判所のテレビ会議システムによる裁判では、Microsoftのteamsを利用します。
利用自体は難しい部分はありませんし、私はノートパソコンにマイクとカメラがついているため、特別の準備は必要ありませんでした。
デスクトップ型でマイクとカメラがついていない等の場合には、別途買いそろえる必要がありそうです。
また、Microsoftアカウントを作成(又は既存のものを利用)する必要がありますが、これは裁判所とは無関係ですが、新規作成する場合、若干分かりにくい部分がありました。
慣れが必要
実際にteamsを利用して裁判する分には、特に戸惑うことは有りませんでした。これまでも、電話会議システムによる方法が行われていましたが、裁判官及び相手方弁護士の顔が見える分だけ、話しやすい印象でした。
ただし、若干ラグがあるようで、一部他の方の発言と被ってしまうことがありました。電話と比較した場合のデメリットといえそうです。場合によっては、通信回線障害等も発生するのではと多少不安です。
ラグが生じるため、話す場合には、法廷で話すのに比べ、多少慣れが必要といえそうです。
まとめ
初めてのweb会議で、おそるおそるといった感じで実施しましたが、弁論準備手続き等であれば、敢えて法廷に行かずに実施できる、非常に便利な方法であると感じます。
今後、弁論準備手続きに代わり、一般的になっていけばいいと心から感じます。
- 台東区・浅草橋エリアのご案内|アクセスと街の雰囲気について
- 法律の起源とは?──世界最古の法典から考える「法律」とは何か
- 離婚相談にかかる費用と無料相談の範囲とは?
- 家庭内での長期的な無視による精神的負担──決断した別居・離婚の事例
- 夫の不倫が発覚したときに考えるべきこと|離婚・慰謝料の基本対応